RPAの本命現る?MSのPower Automate Desktopがすごい

ハードルが高いRPAツールが・・・

なにかと話題の業務処理の自動化ツールRPA。メーカー各社から様々な製品が出てますが、それなりに高額で地元の中小企業が導入するには少々ハードルが高いのが現実です。

なんとここに来てついにマイクロソフト社が「Power Automate Desktop」という製品をローンチしました。
しかも無償です。いづれはWindows10に標準搭載されるという話です。

弊社ではここ数ヶ月にわたり、製品検証を行い、他製品と比較しても、機能的にも操作性においても全く遜色がない、むしろレコーダー機能等より優れた機能があり、実用に耐えうるという結論を得ました。

さすがにOSを作った会社が本気を出すとここまで出来てしまうんだというのが使ってみた実感です。
WEBスクレイピング、デスクトップアプリへ自動入力、EXCEL操作、メール送受信、自動シャットダウン等キーボードとマウスで操作するパソコンの作業は何でも出来るのではないかと思える程です。


例えば従来手作業でやっていたような以下のような業務を全自動化出来ます。

  1. WEBシステムからCSVで請求元データを自動でダウンロード。
  2. CSVの形式を請求書の書式のEXCELに転記して、取引先別に保存。
  3. EXCELの取引先一覧のメールアドレス宛に上で作成した請求書を添付して、一斉送信。
  4. 正常送信されたら、完了フラグをEXCELに書き込む。 ↓ここから下は管理職の方は見ないで下さい。!!
  5. 退社時刻になったらWORDの業務日報をテンプレートから作成し、上司にメールで送信。
  6. 勤怠ソフトを立ち上げ、退勤ボタンを押す。
  7. パソコンを自動シャットダウンをする。(残念ながら自動立ち上げは出来ません。)

製品自体は無償ですが、習得にはそれなりの工数はかかります。
ただし、ノーコードでフローチャートを組み立てていくだけなので、ある程度のアルゴリズムを理解出来れば、プログラミング経験が無くとも 構築は可能です。もちろんプログラム経験があれば数日で習得は可能です。

とにかく無償でダウンロード出来るので、始めるのは誰でもいつでも出来て、それ故ネット上に情報が豊富です。書籍やセミナーも 様々のものがあります。
ただし、なにより大事なのは、対象業務の理解と処理手順の再構築になります。 業務手順の構築さえ出来れば(実はここがやはりプロの経験と知識の腕の見せ所ですが)、ノーコードだけあって開発工数は格段に上がります。 そしてれっきとした開発ツールなので、デバック機能はもちろんやコメントを付けたり、いったんソース(もともとのRobbin言語)に落として検索、置換等も出来ます。
他のフローやVBAのマクロやpythonソースを呼び出したり、SQLサーバーに接続して、データを取得したりと本当にこれで無償!?

弊社では業務に即したデモフローもありますので、ご興味のある方はお気軽に連絡を。惜しみなく情報提供します。

業務自動化なら何でもご相談ください!

相談してみる